2004/video installation/10min
Material - プロジェクター、CCDカメラ、スピーカー
2004.2 | 「六本木クロッシング」@森美術館 |
2004.10 | 「上海ビエンナーレ」@上海美術館(中国) |
2006.2 | 「越境」@台湾芸術村(台北) |
2006.3 | 「Lantern Festival」@台湾芸術村(台北) |
2007.5 | 「Re-Act展」広島現代美術館 |
2007.10 | 個展@Ierimonti Gallery(イタリア・ミラノ) |
2007.10 | 「Artisit in 横浜」@あざみの市民ギャラリー |
//////// AWARD
2004 | 「森美術館MAMコンテンポラリー特別賞」受賞 |
2005 | 「文化庁メディア芸術祭審査員特別賞」受賞 |
2007 | 「広島現代美術館 Re-Act展2007」市民賞受賞 |
この作品は観ている人の影がスクリーンに映し出されるインタラクティブ作品です。自分の体のシェイプが映し出された部分にのみ、駆け抜けていく動物たちの映像を観ることができます。つまりそこに人がいないとスクリーンにはなにも写りません。動物の映像をよりよく観るためには、体を動かさなくてはいけません。観る人がスクリーンの前で自然と「ダンス」をすることを意図しています。また、人間の身体と動物の身体を重ねあわせることによって、私たちが持っている身体時間を見つめなおすができないかという意図がそこにはあります。
ある美しい形から逃げるようにして、ある美しい形を探し求める。動物の群れは生き延びるために形成された集合体であるのと同時に、幾ばくかの犠牲を支払う覚悟をもちあわせた集合体でもあります。生きることと、死ぬこと。過去と未来から切り離されたその瞬間にある、生と死が混在しているようなカタチ。そのカタチは身体そのもの。
©2017 Keisuke Takahashi.